昨今のメンズエステ業界では、「業務委託」が主流となっています。
よってセラピストとして働く場合、社員やアルバイトとは異なる業務委託=個人事業主として仕事をすることになります。
この記事ではそんなメンズエステの業務委託を解説!業務委託で働く3つのメリットや注意事項、履歴書への記載の有無に関してなど、一つひとつ深堀して説明します。
「業務委託ってなに?」「社員やアルバイトとは違うの?」このような疑問を抱かれている方は必見ですよ!
まず初めにメンズエステの業務委託契約がどういったものなのかを見ていきましょう。
要点は次のとおりです。
一つずつ解説していきます!
まず初めに「業務委託」とは、会社に属すことなく企業や個人から業務を請け負うことを指します。
昨今のメンズエステ業界においては、この業務委託を結んでセラピストとして仕事をすることが主流となっています。
簡単に説明すると、セラピストは「店員」や「社員」「アルバイト」という括りではなく、業務を任された「個人事業主」としてお仕事をします。
これによりセラピストは、自分で勤務日数や時間を決めることができ、さらに歩合給で高収入を実現することが可能となります。
なお業務委託と社員・アルバイト(雇用契約)のそれぞれの違いは次のとおりです。
前述したとおり、特別な契約でない限りお店の中でセラピストは「社員」という立場にはなりえません。
しかし言ってしまえば、お店に雇われる≠お店と契約を交わして業務を遂行する立場なので、お店との関係性は対等と言えます。
正社員や契約社員といった雇用契約の関係性であれば、会社と労働者の間には主従関係が生まれ、労働者は会社の指示に従うこととなります。
一方で業務委託の場合、お店との契約内容によるところもありますが、出勤日数や出勤時間はある程度個人の裁量に任されます。
業務委託という契約上、お店がセラピストに対して支払うのは正しくは「給与」ではなく「報酬」。
会社が社員に給料を支払うのとは少し勝手が違うのもあり、お店からセラピストへ給与明細を発行する義務はないそうです。
ちなみにお店側は、セラピストに源泉徴収票も発行義務がないとか。どうしても給与明細や源泉徴収票が必要な方は、面接の時に担当者へ確認しておきましょう。
業務委託(個人事業主)として働く関係上、雑費や交通費といった費用負担が発生する可能性もあります。
なぜなら業務委託契約には「費用負担の原則」があるから。業務を遂行あるいは完了させるためにかかった費用は、原則として受託者の負担になるのです。
メンズエステに置き換えると、セラピストとして働く際に発生する交通費やタオルやオイルなどの雑費は自分で負担するケースもあるということです。
ただし例外として契約内容によって、業務の遂行に関する費用は委託者(=お店)の負担となる場合があります。
雑費や交通費にかかる契約内容は、問い合わせや面接の段階でしっかり確認しておきましょう!
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多くのお店はセラピストと業務委託の契約を交わしています。
これによるセラピスト側のメリットは次のとおりです。
社員やアルバイトという雇用契約ではないからこそ、得られるメリットがありますよ。
社員やアルバイトの場合、給料として決まった額の月給や時給が固定給として支払われます。
しかし、業務委託の場合は歩合給のため自分の成果が収入となります。
よって頑張り次第では高収入を得られるというわけです。
メンズエステの求人に「日給5万円以上」「月給30万円以上」と、ほかの仕事と比べるとはるかに高い金額が記載されているのは、この歩合給(歩合制)という個人の働き方によって高収入を狙えるからからです。
ちなみに、一般的な雇用契約を結んでいる労働者=社員やアルバイトに対しては、完全歩合制を導入できないんだとか。
よってメンズエステで高収入を目指す女性には、業務委託は合っていると言えるでしょう。
前述した通り、業務委託であればお店とセラピストは対等な関係となります。
これにより自分のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が実現できます。
たとえば、出勤日数や出勤時間はその時の自分の予定に合わせて調整可能。待機場所も個室待機や自宅など自由に選べるというわけです。
もちろん何もかも自由というわけではなく、お店から大枠として「月に〇時間は働いて欲しい」「営業時間のうち〇時間は働いて欲しい」「待機場所は個室か自宅か選べる」と希望がある場合も。
このあたりは面接の際に報酬と合わせて話しがあると思うので、しっかり確認しておきましょう。
個人事業主として業務委託を交わす際に、メンズエステ店との取り決めがない限りは自由に掛け持ちができます。
わかりやすく言うと複数のお店で働けるということです。これにより、収入の幅を広げられる可能性があります。
ただし、冒頭でも説明したとおりメンズエステ店によっては他店との掛け持ちを禁止している場合があります。
禁止している場合は、ほかのメンズエステ店で働くことは避けたほうが良いでしょう。
もしバレるとそのお店で働き続けることが難しくなる可能性も……!
業務委託は端的に言えば、自分次第で収入が変動します。
特に両親や旦那の扶養に入っている場合は特に注意が必要です。年収が一定額を上回ると扶養が外れてしまう可能性も……。
たとえば、旦那の扶養に入っており、所得税法上の扶養(配偶者控除)が適用されると、メンズエステの年収が48万円を超えると配偶者控除がなくなります。
また、所得税法上の扶養においては年間所得が48万円を超えると所得税の確定申告が必要とされています。
“扶養に入っていて業務委託で収入を得ている場合は、年間所得が48万円を超えると所得税の確定申告が必要です。さらに扶養対象からはずれます。扶養に入っていて業務委託でお仕事をされている方は、年間所得が48万円を超える場合は必ず確定申告をするようにしましょう。”
引用:弥生 業務委託の確定申告は必要?契約形態や源泉徴収について解説
(https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/oyakudachi/gyomuitaku/)
そのほか、社会保険上の扶養適用についてです。旦那の扶養に入ってる場合、年間収入が130万円を超えてくると自分で健康保険料や年金を収める必要があります。
両親や旦那の扶養に入っている方は、このあたりも留意が必要です。
結論としては、メンズエステで働いていたことを履歴書に書くか書かないかは個人の自由によるところがあります。
しかし中には「空白の期間があるとイメージが悪いのでは?」と考えている方もいらっしゃると思います。
ちなみに履歴書に記載する場合、書き方は以下のように書けばOKです。
【メンズエステ勤務の経歴を履歴書に書く時の例】
年 | 月 | 学歴・職歴(各別にまとめて書く) |
~ここまでに学歴を書いておく~ | ||
職歴 | ||
◎ | ▲ | 自営業開始 |
〇〇会社(〇〇店)においてセラピストとしてリラクゼーション業務(●●年■■月終了) | ||
以上 |
仕事内容が一目でわかりやすく、自己アピールにもつながりやすくなるでしょう。
昨今のメンズエステ業界においては、セラピストの大半が業務委託です。
よって社員やアルバイトとは異なる業務委託=個人事業主として仕事をします。
そんなメンズエステの業務委託の要点は次のとおりです。
業務委託だからこそ、頑張り次第で高収入を目指せたり、出勤日数や時間を自由に調整できたりとメリットがあります。
一方で扶養が外れてしまったり、職歴に空白が生まれたりといった懸念もあります。
これらのポイントを把握した上で、メンズエステのお仕事を始める必要があるでしょう。
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メンエスに転職して早数年、色々ありながらもなんとかやっているアラサーセラピスト。気がついたらメンエス歴が長くなっていた。時の流れに身をまかせすぎた感がある。趣味は美容と読書。キラキラしたものとは縁遠い地味女。最近はK-POPにハマりつつある。