この記事では、メンエスにおける「時間余る問題」の解決方法をご紹介します。
このような「時間余る問題」に直面するセラピストは少なくありません。かく言う私も悩んだ経験があります。
メンズエステの施術時間が余る問題は、セラピスト誰しもが通るものと言っても過言ではありません。
特に新規のお客さんから120~180分のロングコースの予約が入った場合、時間を余らせてしまう方が多い傾向にあるようです。
時間配分が不安な方は、下記のような手順での丁寧なマッサージを意識してみてください。
【STEP2.】で「うつ伏せ」から「仰向け」の施術に移る際、間に「横向きのトリートメント」をプラスしてみるのも良いかもしれません。
またマッサージをする時に、親指でツボを押すパターンと手の付け根でツボを押す2パターンを使い分けてみるのもアリ。
1時間で背面が終わるように計算すると、マッサージの流れをイメージしやすいでしょう。
ちなみに、これらの施術に加えてコースにはシャワーや着替えの時間も含まれます。
4つのSTEPに時間をたっぷりかければ、120分~180分コースで時間が余ってしまうような心配もなくなるのではないでしょうか?
ポイントはマッサージのやり残しがないよう、少しずつ位置をずらして念入りにおこなうこと!
側部も含めて「端から端まで」を意識すれば、むしろ時間が足りないくらいに感じるかもしれません。
マッサージのバリエーションを使い分けて、丁寧に施術すると時間をたっぷりかけられますよ。
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ここからは、コース時間ごとの時間配分例をご紹介。
90分・120分・180分とコース別に時間配分の目安を解説していきます。
ちなみに施術前は、おおむね以下のような流れです。
このように施術前に要する時間は、15分前後といったところ。
プラスで施術後のシャワータイムやお見送りなどを含めると、施術以外に要する時間はトータルで30分ほどかかると見ておいて良いでしょう。
研修明けでまだまだ実務に慣れていない方も、ここからの項目をぜひ参考にしてみてくださいね。
90分コースは施術以外の時間を除外して考えると、およそ60分はマッサージにあてることになります。
90分コースの時間配分例 | |
施術内容 | 部位にかける時間 |
1. うつ伏せ(計35分) | 背中指圧(8分) |
ふくらはぎや足裏(15分) | |
足首(3分) | |
お尻(3分) | |
腰・首 (6分) | |
2. 仰向け(計25分) | 足首・太もも(8分) |
鼠径部(3分) | |
デコルテ(10分) | |
再び足やリンパ(4分) | |
施術以外(計30分前後) | シャワーや誓約書記入など |
うつ伏せからの状態からスタートし、うつ伏せ約35分、仰向け約25分といった時間配分がおすすめ。
この時間配分なら、ちょうど良いタイミングで施術後のシャワーへと案内できます。
ポイントはゆっくりと体全体を軽くこすりながら指圧していくこと。指や手のひらを使い、うまく体重をかけながら施術すれば丁寧にマッサージできますよ。
前述したコースと同じ考えで施術以外の30分程度を除外すると、120分コースの中の施術時間は90分くらい。
タイマーを見ながら、以下のような時間配分で施術していきましょう。
120分コースの時間配分例 | |
施術内容 | 部位にかける時間 |
1. 座位で頭や肩回りをほぐす(10分) | ― |
2. うつ伏せ(計35分) | 背中指圧(8分) |
ふくらはぎや足裏(15分) | |
足首(3分) | |
お尻(3分) | |
腰・首 (6分) | |
3. 横向き(計20分) | 足裏~ふくらはぎ(8分) |
お尻(3分) | |
腰(3分) | |
肩甲骨(6分) | |
4. 仰向け(計25分) | 足首・太もも(8分) |
鼠径部(3分) | |
デコルテ(10分) | |
再び足やリンパ(4分) | |
施術以外(計30分前後) | シャワーや誓約書記入など |
横向きの施術の際は、枕を2つ用意してお客さんの身体を固定しておくのが良いかも。
お客さんに枕を抱いてもらったり、曲げた足を支えてもらったりすれば、施術しやすくなるでしょう。
肩を下にしたほうの足を曲げ、枕を挟むとだいぶ安定しますよ。
180分コースのマッサージにあてる時間は、おおよそ150分ほど。
90分コースや120分コースと比べるとかなり時間にゆとりがあるので、より丁寧にたっぷり時間をかけてマッサージをしましょう。
180分コースの時間配分例 | |
施術内容 | 部位にかける時間 |
1. 座位で頭や肩回りをほぐす(10分) | ― |
2. うつ伏せ(計50分) | 背中指圧(10分) |
ふくらはぎや足裏(20分) | |
足首(5分) | |
お尻(5分) | |
腰・首(10分) | |
3. 横向き(計28分) | 足裏~ふくらはぎ(10分) |
お尻(5分) | |
腰(6分) | |
肩甲骨(7分) | |
4. 横向き反対側(計28分) ※3の繰り返し |
足裏~ふくらはぎ(10分) |
お尻(5分) | |
腰(6分) | |
肩甲骨(7分) | |
5. 仰向け(計34分) | 足首・太もも(10分) |
鼠径部(7分) | |
デコルテ(10分) | |
再び足やリンパ(7分) | |
施術以外(計30分前後) | シャワーや誓約書記入など |
180分コースの場合、横向き施術に反対側も加えます。
時間のかけ方としては、マッサージの手技を指圧や手のひらの圧など使い分けるのがポイント!
コース時間が長い分やる工程は多いものの、基本の90分コースの工程さえマスターすれば少しずつマッサージの流れに慣れてくるのではないでしょうか?
先ほど細かく区切ったスケジュールをご紹介しましたが、例に挙げたのはあくまでも目安です。
うつ伏せや仰向けなど、大枠の時間配分を決めてシミュレーションしておけば細かく考えすぎなくても問題ありません。
どうしても心配な方は先ほどのスケジュールをメモしておき、タイマーと一緒に見える場所に置いておくのもアリですね。
また施術を始める前に、お客さんに不要な箇所を聞いておくとベター。
なぜなら施術の途中でお客さんから「上半身は大丈夫」「腰はやらなくて良いよ」と言われてしまうと、予定が狂い焦ってしまう可能性があるからです。
施術しなくて良い箇所をあらかじめ知っておけば、前もって不要な部位を避けて別の箇所を重点的にマッサージできるのではないでしょうか?
これなら、時間配分のミスも避けられるでしょう。
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そんな時は、お客さんに「マッサージし足りないところはありますか?」と聞いてみてください!
自分の中で「もう施術でやり残した部分はないはず!」と思っていても、案外お客さんにしか分からないもどかしさを抱えている場合があります。
他にも「疲れが取れていない部分はないか」「日頃お仕事で酷使している部位はどこか」などをヒアリングすると、追加で施術した方が良い箇所を教えてもらえます。
時間が余りそう!と思った時にヒアリングすると、スムーズな対応できるでしょう。
もし追加で施術する箇所が特になく時間が余りそうなら、お客さんとコミュニケーションを取る時間に充てても良いかもしれません。
もし初対面の男性との会話や話題に困った際、まずはマッサージに関する話題を振るのがおすすめ。
セラピストとお客さんの共通項ならば、お互いNGの話題に触れる心配がありません。
ロングコースになれば「時間余る問題」は、多くのセラピストが直面します。
時間を余らせないためには、以下のような手順で丁寧にマッサージしていきましょう!
また以下のポイントも押さえると時間をたっぷり使えます。
慣れないうちは、マッサージの順序や目安の時間のメモをタイマーと一緒に見える場所に置いておくのもアリです。
「時間余る問題」に悩んでいる方は、この記事を参考に事前にシミュレーションを行ってみてくださいね。
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メンエスに転職して早数年、色々ありながらもなんとかやっているアラサーセラピスト。気がついたらメンエス歴が長くなっていた。時の流れに身をまかせすぎた感がある。趣味は美容と読書。キラキラしたものとは縁遠い地味女。最近はK-POPにハマりつつある。