【求職者向け】メンズエステの施術内容とは？流れをイラストで解説

 

高収入を稼ぎたい女性から注目を集めるメンズエステは、男性に癒やしを提供することがメインのお仕事。

 

とはいえ、このような疑問を抱いている求職者も多いでしょう。

 

そこで今回は「メンズエステの施術内容」について完全解説！

 

メンズエステでおこなわれる実際の施術内容やサービスの流れはもちろん、お客さんに人気のマッサージやオプションまでご紹介します。

 

メンズエステの接客（施術）の流れ

メンズエステの接客（施術）の流れについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

お店によって多少違いがあるかもしれませんが、基本はこの流れがワンセットと覚えておけば問題ないでしょう。

 

なお、次の予約が入るまでは待機となります。

 

待機中は基本自由に過ごせるので、ゆっくり休んだり時間を有効活用したりできますよ。

 

 

メンズエステの施術内容の流れとは？

メンズエステの施術内容の流れは、上記画像の通り！

次の項目からは、さっそくメンズエステの施術内容の流れを6ステップで見ていきましょう。

 

 

STEP1. 腰の加圧

メンズエステのマッサージは基本的に、お客さんがうつ伏せとなった状態でスタートします。

まずは腰回りを指や手のひらで優しく揉みほぐしてから、腰を加圧してあげましょう。

 

手のひら全体を使って圧力を分散させながら、施術直後の凝り固まった体をほぐしていきます。

 

 

いずれの順番にせよ、あまり強い力をかけすぎるとお客さんの腰に負担がかかってしまいます。

 

施術後の揉み返しを防ぐためにも、様子を見ながら力加減を調節するのがマスト◎

 

また、お客さんの緊張を和らげるためのコミュニケーションも欠かさず行えば、良好な施術のスタートを切れるはずですよ。

 

STEP2. オイル投入

腰の加圧や揉みほぐしがある程度終わったら、アロマオイルを投入しましょう。

 

オイルを使用するタイミングや量は、お店のコースやオプションによって変わります。

 

とはいえ最低限の投入目安としては、マッサージの摩擦でお客さんが痛みを感じない程度の量が望ましいでしょう。

この際、温めたオイルを使わない場合は、突然の冷たいオイルでお客さんを驚かせないように注意。

 

出来れば、「アロマオイル使いますね」「少しひんやりしますよ」と一声かけるのがおすすめです。

 

STEP3. 臀部の加圧

次に、アロマオイルを塗り広げながら臀部を加圧していきます。

両手にうまく体重を乗せて、痛くない程度の適切な力加減でお尻をさまざまな角度から押していきましょう。

 

例えば、尻たぶを円を描くようにゆっくりと回したり、お尻の裏側や側面へ手を滑らせて優しく押し込んだりなど。

 

ちなみに、デスクワーカーのお客さんや運動不足のお客さんは臀部が凝り固まっていることも多い傾向です。

 

世間話をしながら普段の姿勢や凝りの気になる箇所を聞いて、体の状態をチェックすると施術がスムーズに進みますよ。

 

STEP4. 脚の裏側の加圧・揉みほぐし

臀部の加圧が十分だと感じたら、脚の裏側の加圧や揉みほぐしのステップに移りましょう。

 

手のひらの広い面や付け根を使って、下から上へ向けてリンパを流すイメージでマッサージするのがコツです。

具体的な脚裏マッサージの手順は、以下を参考にしてください。

 

 

また、自分の膝や脚を使ってお客さんの足をほぐしてあげるのも人気の施術。

 

お客さんの凝り具合やコース・オプションごとの施術内容に合わせて、脚の疲れを癒やしてあげましょう。

 

STEP5. 肩甲骨周りのリンパ流し

下半身の施術が終わったら、肩甲骨のリンパ流しに移ります。

 

いきなり強いマッサージをすると揉み返しの懸念があるため、最初は指や手のひらで優しくタッチしましょう。

 

お客さんが慣れてきたら、固まった筋肉に指圧でアプローチ＆手のひら全体でリンパを流していきます。

 

背中側を流すなら、首筋から肩甲骨にかけて流すのがオーソドックスな方法ですよ。

 

適宜お客さんの要望に合わせて、力の強さや流し方もカスタマイズしてあげましょう。

 

STEP6. 各関節のストレッチ

体全体の施術が終わったら、各関節のストレッチも忘れてはいけません。

 

というのも、体の凝りは指圧や揉みほぐしだけでは中々ほぐれないから。

 

普段動かさない部位の可動域を広げるイメージで、膝関節や股関節を優しくストレッチさせてあげるとよいですよ◎

 

おまけ：ヘッドスパや鎖骨周りのリンパ流し

最後に指圧によるヘッドスパや鎖骨周りのリンパ流しも行いましょう。

 

ヘッドスパのやり方は、軽く体重を乗せつつ頭全体へ指圧したり、五本の指を使って後頭部の側面を優しく押し込んだりが基本。

 

また、リンパ流しは首の側面から鎖骨へ向かって、貯まった老廃物を流すような意識でやるとよいでしょう。

ここまでが、メンズエステの施術内容の基礎的な流れとなります。

 

なお、施術の流れは働くお店によって若干変わります。

 

以上のやり方を見ただけでは不安を感じる場合、まずは指導に力を入れているお店を選ぶのが良いでしょう。

 

 

 

メンズエステで人気のマッサージ4種類

メンズエステで特に人気のマッサージを4種類ご紹介します。

 

鼠径部マッサージ

メンズエステを利用するお客さんは、鼠径部マッサージを期待している方も多い傾向にあります。

 

鼠径部はつまり足の付け根部分。リンパ管が集中している箇所。

 

メンズエステでは、このリンパに沿って押し流すようにする施術を「鼠径部マッサージ」と呼びます。

 

一般的なエステやマッサージサロンではあまりケアしてもらえない部分なので、鼠径部マッサージを好むお客さんは少なくありません。

 

オイルマッサージ

オイルマッサージはメンズエステの鉄板と言っても過言ではありません。

 

オイルを使用して、指圧と揉みほぐしをおこなうスタンダードなマッサージです。

 

一般的に「メンズエステ＝オイルマッサージ」の認識なので、どのお店でもコース内に組み込まれている場合がほとんど。

 

うつ伏せから仰向けの流れで全身くまなくアプローチをするため、高いリラックス感が期待できます。

 

タイ古式マッサージ

タイ古式マッサージとは、その名の通りタイの伝統的な施術です。

 

大きな特徴は、ヨガやストレッチ、整体などの要素が取り入れられたマッサージである点。

 

呼吸を整えながら無理なく全身をゆるめられるため、深いリラックス感が得られ心身ともにすっきりする方が多いようです。

 

さらに通常のマッサージに比べて、揉み返しが少ない傾向にあるのも人気の理由でしょう。

 

ロミロミ

ロミロミは、南国ハワイでメジャーなマッサージ。オイルマッサージと同じくオイルを使用します。

 

揉みほぐすというよりは、手や腕を使って優しくこすったり揉んだりする施術です。

凝りをほぐすことでリンパの流れが良くなると言われているので、身体の疲れが顕著な方には特に支持されていますね。

 

 

メンズエステで人気のオプション4種類

メンズエステで人気のオプションについてもピックアップしました。

 

ディープリンパ

ディープリンパは、メンズエステのオプションでは非常にスタンダードだと言えます。

 

ディープリンパはリンパマッサージの一種で、身体の奥にある深部リンパ管の滞りを解消が望めるものです。

 

女性向けのエステサロンやマッサージ店などにもあるメニューですが、メンズエステにおいては「鼠径部への重点的なリンパマッサージ」を指します。

 

メンズエステならではの施術なので、お客さんからの人気も高め。オプション追加されやすい傾向にあります。

 

ホットオイル

ホットオイルは、湯煎で温めたオイルを使用してマッサージをおこなうオプションです。

 

基本は普段のオイルマッサージと変わりませんので、特別なスキルはいりません。

オイルが素肌に触れた時のヒヤッとした感覚が苦手な方が、ホットオイルのオプションを付けるケースが多いようです。

 

また通常のオイルに比べてより保温や保湿、むくみ解消の効果が見込めます。

 

そのため、寒くて乾燥しやすい時期によく利用されやすいオプションです。

 

パウダーマッサージ

パウダーマッサージも、メンズエステユーザーの間では人気オプションのひとつ。

 

その名の通り、粒子の細かい片栗粉状のパウダーを身体にまぶしておこなうマッサージです。

 

通常のオイルマッサージのように揉みほぐしや指圧はせず、肌を優しく撫でるようにするのがポイント。

 

オイルとはひと味違う独特な感覚を好む方も少なくありません。

 

ホイップマッサージ

ボディソープとローションを混ぜて泡立てた「ホイップ」を使用するマッサージも、ファンが多いオプションです。

 

モコモコの濃密泡で、全身を包み込みながら優しく洗うようにするのがコツ。

施術後はホイップならではのすっきり感があるため、特に汗をかきやすい夏場には人気が高い傾向にあります。

 

【現役セラピスト厳選】初心者におすすめのメンズエステ求人

ここでは、初心者でもセラピストデビューしやすいおすすめメンズエステ求人をご紹介します。

 

 

メンズエステの施術で大切なポイント

メンズエステの施術内容は、男性客にマッサージや会話によってリラクゼーションサービスを提供することがメイン。

 

お店のコンセプトやオプションによって多少の違いはあるかもしれませんが、基本的にはお客さんにリラックスしてもらう目的は共通です。

 

マッサージ自体のテクニックがあるのももちろん大切ですが、セラピストとのおしゃべりを楽しみにしているお客さんも少なくありません。

 

またお客さんの要望や身体の状態に合わせて臨機応変に対応してくれるかどうかなども、満足度に大きく影響します。

 

この3つのポイントを意識しながら施術をおこなえると、一連の流れもスムーズでしょう。

 

 

メンズエステ施術の流れに関するQ&A

最後に、メンズエステ施術の流れに関する疑問にお答えしていきます。

 

Q.メンズエステの施術には資格が必要ですか？

なぜなら、メンズエステでは医療行為をおこなわないため、無資格での勤務が可能だからです。

 

とはいえ、資格やマッサージの技術があれば、採用率アップに加え、昇給チャンスが舞い込む可能性も。

 

認定エステティシャンや認定トータルエステティックアドバイザーなど、機会があれば挑戦してみるのもアリですよ。

 

 

Q.会話が苦手でも働けますか？

というのも、セラピストの仕事を通じてトーク力や接客スキルを伸ばせるからです。

 

もし「気の利いた話題を提供できない」「人と話が続かない」とお悩みの場合は、下記の3点を意識してみましょう。

 

 

上記のポイントに加えて接客回数をこなせば、最低限の会話力が身に付くはずですよ◎

 

 

Q.時間配分のイメージがつきません

 

マッサージの時間配分は、仰向け状態よりもうつ伏せ状態でのマッサージ時間を多めに取るのがスタンダード。

 

120分や180分のロングコースになれば、横向き状態での施術時間をプラスします。

 

また、脚裏や臀部、肩甲骨といった各部位にかける時間は、それぞれ3分～10分程度が良いでしょう。

時間配分の感覚がつかめない場合は、お店のスタッフや講師へ事前に聞いておくと安パイです。

 

 

Q.体型が施術の邪魔をすることはありますか？

A.ふくよかな方であればむしろ武器になることも！

 

ふっくらした肌感は癒やし効果抜群で、実はお客さんから人気があります。

 

 

メンズエステにおいては武器にもなるため、体型は心配しすぎないでOKです。

 

 

まとめ：メンズエステの施術内容や流れはどんなお店でも基本的には同じ！

メンズエステの目的は、お客さんにリラクゼーションを提供すること。

 

そのためメンズエステの施術内容や流れは、お店ごとに多少の差はあれど基本的には同様です。

 

以下のポイントさえ押さえておけば、スムーズに接客できるでしょう。

 

 

お店のルールを守ってお客さんに寄り添った施術をすれば、お給料アップも夢じゃありませんよ！