メンズエステセラピストのお仕事をしていると、少なからず耳にする「お茶引き」。
お茶引きとは、古くからある業界用語ですなわち「お客さんがゼロの日」を意味します。
そんなお茶引きに悩むセラピストさんも少なくないかと思います。
そこで今回はお茶引きのデメリットや原因はもちろん、お茶引きを回避する対処法まで徹底解説!
さらに、お茶を引かないお店の選び方も紹介していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
まずは、メンズエステにおける「お茶引き」がどういうものなのか詳しく見ていきましょう!
「お茶引き」とは元々キャバクラやホストクラブなどの水商売における業界用語で、「お客さんが一人もつかない」状態を指します。
これは江戸時代に「お客さんがつかなかった遊女や芸姑は、臼でお茶の葉を引き抹茶を作っていた」のが由来だとか。
現在のメンズエステ業界においても「お客さんがゼロ=お茶を引く」の意味で浸透しています。
お茶引きは「客0」「ボウズ」とも言います。
「客0」は読んで字のごとくお客さんがゼロという意味。「ボウズ」についてもそのままお坊さんを表しています。
お坊さんは仏の道に入るため必ず髪を剃り、いわゆる「坊主頭」にし「もう毛がない」状態となります。
これを言葉遊び的に「儲けがない=収入がない」としたのが有力な由来だそう。
何といっても、お茶引きにおける最大のデメリットは「稼げない」ことです。
メンズエステの給料形態は歩合制がほとんどですので、お客さんがゼロであれば当然お給料もゼロとなります。
その他にもデメリットとして以下が挙げられます。
つまりお茶引きが続くと、仕事に対してのモチベーションが低下するのは明らか。
この状態で良い接客をしようとするのは至難の業となってくるでしょう。
結果、さらに稼ぎづらくなってしまいかねません。
では、お茶を引いてしまう原因とはいったい何なのでしょうか。
できるだけお茶引きを避けるためにも、まずは原因をしっかり把握しておきましょう!
お茶を引いてしまう理由として、業界自体の「閑散期」が影響している場合もあります。
閑散期とは、そもそもメンズエステを利用するお客さんが少ない時期のこと。
閑散期は1年のうち「2月・6月・9月・11月」あたりだとされています。
利用するお客さんの母数が少なければ、当然指名も稼ぎも比例して減るでしょう。
そのため「お茶を引くのは、自分の接客がダメだから」とあまりネガティブに捉えすぎる必要はありません!
SNSの更新やプロフィール写真の変更などをマメにしつつ、「閑散期だから仕方ない」と割り切るのがベターですよ。
お店の集客力がイマイチであれば、お茶を引く確率はおのずと高くなります。
実際お店側が「お茶引き=セラピストの実力不足」として、出勤日数を減らす場合も少なくないようです。
しかし、お店のSNSや公式ページなどで出勤情報やキャンペーン情報が更新されていない、スタッフの対応にやる気が感じられないなどは話が別。
そもそもお店側の仕事は、セラピストがお茶を引きにくい環境を整えてサポートすることです。
集客のための努力を怠っているのであれば当然お客さんは増えませんし、定着もしません。
お店の集客力がなければ、いくら実力があるセラピストだとしてもお茶を引くでしょう。
なるべく早めに見切りをつけて退店するのが吉です!
お客さんに対して、セラピストの売り込みが不十分であるのもお茶引きの要因になりえます。
理由としては、お店側、セラピスト側でそれぞれ以下が考えられます。
お店側がお客さんがセラピストに興味を持つきっかけを作らなければ、予約や指名にはつながりません。
またお店側の問題以外にも、セラピスト側も自身の営業についてきちんとした見直しが必要です。
指名の機会損失を減らすためにも、売り込みを徹底するようにしましょう。
連日お茶引きばかりで悩んでいる方は、ぜひ以下の対策方法を試してみてください!
思い切って別のお店に移籍を考えてみるのも良いでしょう。
当然ですが、お茶を引かないためには「お茶を引かない=集客力のあるお店」に環境を変えるのが一番手っ取り早いと言えます。
しかし思い立ってすぐに移籍するのは時期尚早。
何故なら、閑散期であるためにお茶を引いていることも考えられるからです。
閑散期以外に暇な状態が続いている場合は、お店自体の集客力に問題がある可能性大。
移籍に踏み切ってみるのも大いにアリでしょう。
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昨今、お客さんへのアプローチの手段としてSNSや営業ブログの更新が重視されています。
特にネット指名やリピーター獲得につながりやすい傾向があるため、力を入れているセラピストも少なくないです。
ですが、毎回頑張って更新すればするほどネタは段々と尽きていくもの。
もし更新内容が思いつかず困った時は、ぜひ以下を参考にしてみてください!
お客さんはセラピストのキャラクターや魅力を詳しく知るために、SNSや営業ブログにアクセスしています。
そのため出勤情報以外にも自撮り写真や内面についての発信があれば、より興味を持ってもらいやすいでしょう。
コンスタントにお店のパネル写真を更新するのも有効です。
パネル写真は新規のお客さん獲得において、非常に大きな役割を担います。
特に、初回指名は写真の第一印象が決め手になると言っても過言ではありません。
もちろんルックスがすべてではありませんが、リピートしてもらうにはまず一度指名してもらう必要があります。
またパネル写真の質が高いほど、お客さん側がセラピストをイメージしやすくなる効果も見込めます。
定期的に新しい写真に差し替えたり、枚数を増やしたりなどして充実させておきましょう。
リピーターを獲得するのにうってつけなのが、新規のお客さんに「次」の約束を取り付けること。
お客さんのお見送り時に「また来てくださいね」「楽しかったのでまたお会いしたいです」など、次回を期待するような一言添えるだけでも好印象です。
お客さんに「この子なら次も楽しく過ごせそう、癒やされそう」といった印象を持ってもらえればリピートにつながりやすいでしょう。
特に会話が盛り上がった際は、積極的に次の約束をしておくのがおすすめです。
移籍するにしても、またお茶引き続きのお店では意味がありませんよね。
以下にお茶を引かないメンズエステ店の特徴をまとめてみましたので、ぜひ参考にして求人をチェックしてみてください!
「集客力がある」ことに確かな根拠があるお店は、お茶を引きにくいと言えます。
求人情報に「集客力がある」とアピールするお店は多いものの、肝心の集客力がどこから来ているのか根拠がないお店も少なくありません。
以下のように根拠ありきで集客力をアピールしているお店は、客足が絶えずお茶を引く可能性が低いと考えられます。
来店するお客さんの母数が少なければ当然稼ぎも比例しますので、応募する前にしっかりチェックしておきたいところ。
実際に体験入店してお客さんの入り具合を確かめてみるのも、よりお店選びを確実にしますよ。
大手グループ店、もしくは老舗店である場合もお茶を引きにくいでしょう。
お店自体の知名度が高いため、会員数も多めで集客力も優れている傾向にあります。
またメンズエステ店としての営業ノウハウが蓄積されており、セラピストがお茶を引きにくい環境が整っていると言えます。
絶対にお茶引きを避けたい、個人経営店でお茶引きが多かったなどの際は、大手や老舗店を検討してみると良いかもしれません。
お店の公式ページが更新されているかどうかもチェックすべきポイントです。
出勤情報がリアルタイムで更新されていなかったり、何ヶ月も前の情報しかなかったりといった状態であれば集客に無頓着なお店である可能性が高いでしょう。
ホームページやSNSは手軽に発信できるツールですが、更新しなければ情報はどんどん古くなります。
利用するお客さん側からしても信頼性に欠けるため、予約する気にならないのは明白。
客足の少なさが予想されますので、求人への応募は避けた方が無難です。
補足ですが、お茶引きを回避するためには「お店との相性の良さ」も気にしておきたいところです。
お店との相性とは、具体的には以下が挙げられます。
メンズエステには様々なコンセプトのお店が存在しています。
そのためお店のコンセプトと自分のアピールポイントが合致していれば、客層のニーズを満たせますので人気も出やすくなります。
しかし逆の場合だと、当然指名獲得は難しくなるでしょう。
お茶を引く可能性が高まりますので、相性の良し悪しも踏まえてお店探しをするのがおすすめです。
メンズエステでお茶を引く原因は、お店自体に問題がある場合や、自分自身の営業方法を見直すべき場合もあります。
お茶引きをしないためにも、改めて以下のポイントをおさらいしておきましょう!
お茶引きしてしまうと、セラピストとして働くメリットがゼロになってしまいます。
まずはぜひこの記事でご紹介したポイントを参考に、自分でできる範囲でお茶引きの対策をおこなってみてくださいね。
それでもお茶を引いてしまうのであれば、新しいお店探しを検討してみましょう。
あなたが稼ぎやすいお店が見つかりますように!
既婚・1児のママです。子育てしながらメンズエステで働いています。夫にはメンエスのお仕事は言ってませんが、おかげさまで家庭は円満。料理とネットショッピングが大好きです。呼び方は「もち子」でも「もっちー」でも「もち」でも何でも良いので、よろしくお願いします◎