メンズエステで働く中で、「盗撮」についての話題は少なからず耳にするかと思います。
実際、被害に遭っているセラピストも多いのです。
そこで、この記事では「メンエスの盗撮や隠し撮り対策」について徹底解説。
対策法やカメラの設置場所、万が一盗撮された場合の対処法までご紹介します。
メンズエステでの盗撮や隠し撮りには、主に「小型カメラ」が使用されます。
小型カメラは防犯目的で設置される目的がほとんどで、小さくともかなりハイテク。
さらに形状も多種多様なので、セラピストがなかなか気づけない場合も多いようです。
主に以下のようなものが挙げられます。
置いてあっても不自然ではない日用品ばかりなのがわかります。
見抜くのは至難の業と言えますが、事前に疑わしいものを知っておくだけでも危機感を持てます。
この後紹介する盗撮の見抜き方についても、あわせてチェックしておきましょう。
肝心な「盗撮や隠し撮りの見抜き方」について詳しくご紹介します。
もし、お客さんのスマホのカメラがこちら側を映すような位置にあれば用心しましょう。
小型カメラでなくとも、スマホには必ずカメラ機能が搭載されています。そのため誰でも盗撮しようと思えば可能と言えます。
スマホは貴重品袋に入れてもらったり、施術場所から死角になる位置に置いたりするのがベター。
当たり前に持っているものこそ、一層注意が必要だと言えますね。
事前にカメラが仕掛けられそうな位置を把握しておくのもアリ。
なぜなら小型カメラは数センチの隙間さえあれば簡単に設置できてしまうからです。
そのため、以下のような箇所は特にきちんと警戒し、しっかり確認しておきましょう。
あやしい場所を先にチェックしておけば、安心してお仕事に集中できるはずですよ。
お客さんが必要以上に私物を気にしだしたり、周りをキョロキョロ見渡したりなど、挙動不審な様子であれば要注意。
人間誰しもやましいことや後ろめたいことを考えていると、少なからず態度にあらわれます。
ただ注意してほしいのが、挙動不審が単にお客さんの性格由来の時。
コミュニケーションが苦手で緊張しているだけの場合もあるので、盗撮かどうかの見極めも必要です。
お客さんにあらぬ疑いをかけるのは避けたいですが、盗撮されてしまってからでは遅いのも事実。
もし少しでも違和感や不信感があれば、迷わずスタッフさんに連絡&相談しましょう。
盗撮を見抜く方法をご紹介しましたが、ともあれ「盗撮をされない」ことが一番です。
盗撮を防ぐために、具体的にどうすれば良いのかについても知っておきましょう。
お店側にも盗撮された際の対処法を聞いておくのはマスト。
対処法を頭に入れておかないと、万が一のときにパニックになりかねません。
お店によっては対処法が異なることもありますから、入店した時点で確認しておくのが良いでしょう。
施術マットの周りには物を置かない状態にしておくのを徹底しましょう。
特に腕時計やメガネなどの装飾品や、カバンや洋服のポケットは注意すべき。
「施術中に踏んだり汚したりしてしまうといけないので」などと説明し、物を置かせない状況を作るのがおすすめです。
前述したアイテムはもちろん、その他に見慣れないものがあれば念のためタオルをかけておくのが良いでしょう。
その際は「オイルやパウダーで汚れないようにタオルをかけますね」と一言伝えればOK。
たとえお客さんいわく貴重品だとしても、直接触れるわけではないため全く問題ありません。
もし拒むようなそぶりがあれば、盗撮の可能性が高いかもしれませんよ。
こちらが十分気をつけていたとしても、盗撮されてしまう場合は十分ありえます。
いざというときのためにも、対処法を知っておきましょう。
盗撮されていると気づいたら、まずはお客さんから物理的に距離をとりましょう。
スタッフさんが近くにいるとしても、二人きりの密室状態です。
相手は盗撮をするような人間ですし、迂闊な言動で逆上させてしまえば何をされるかわかりません。
あくまで冷静に、落ち着いて対応してくださいね。
「新しいタオル取りに行ってきますね」など、自然にその場から離れられる一声を掛けましょう。
盗撮が疑われる場合はすぐにスタッフさんへ連絡し、経緯や現在の状況を伝えましょう。
スタッフさんがお客さんへの確認と部屋のチェックをし、本当に盗撮かどうか改めて判断してくれるはずですよ。
盗撮行為はカメラが設置されているだけで処罰対象になるそうです。
しかしデータが残っていれば、より説得力のある訴えになる可能性が高いとか。
自分の盗撮動画は決して気分が良いものではありませんが、「論より証拠」とも言いますのでカメラとデータは必ず残しましょう。
盗撮はれっきとした犯罪なので、きちんと警察に通報しましょう。
ためらわずに通報して大丈夫ですよ。
とはいえ、必ずしも現行犯で通報しなければならないわけではありません。
以下のような要件があるならば、後日逮捕のケースもあるとか……。
“盗撮の場合に、後日、逮捕されるのは以下のようなケースが考えられます。
防犯カメラによる犯人の特定
目撃情報がある場合
別件で捜査されている場合”引用:盗撮は現行犯以外では逮捕は難しい?【弁護士が解説】|刑事事件の相談はデイライト法律事務所
(https://www.daylight-law.jp/criminal/sei/tosatsu/qa10/)
例えばですが、トラブル防止の目的で部屋に防犯カメラが設置されているメンズエステならば、犯人を特定できる可能性もあるわけです。
このように絶対に現行犯逮捕でなくても良いパターンが考えられるので、心配な方は頭の片隅に入れておきましょう。
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実際にメンズエステで起きた、盗撮発見エピソードをご紹介します。
盗撮にも様々なパターンがありますので、万が一のときの参考にしてみてくださいね。
ルーム入室直後から、ずっとソワソワとしていて落ち着きがない様子でした。
正直、お客さんには色々な方がいるので「まぁそういう人もいるか」と思っていたんですけど、ずっとカバンを気にしている感じで明らかにおかしくて。
いわゆる「コミュ障」とはまた違う雰囲気なんですよね。
もしや盗撮目的かと思い、置いてあったカバンをシャワー中にチェックしました。
すると、ペン型の小型カメラが……。シャワーから出てきた後、しっかり追求しました。
お店で貴重品袋を用意してあるのですが、使いたがらないお客さんがいました。
本当に貴重品なら、普通は袋に入れておく方が安心じゃないですか。
でも、「大事な仕事の連絡が来るかもしれないから」とか何とか言ってスマホをベッドのそばに置いておこうとするんです。
それはもう、本当にもうかたくなで……。もう怪しさ満点ですよね。
そこで逆に「わかりました」と言って、しばらくそのまま施術をしました。
途中で「やっぱり念のためスマホを確認させてほしい」と問い詰めたら、案の定……って感じです。その場でスタッフに連絡して、出禁にしました。
「身につけてる装飾品は外してくださいね」とお願いしたんですが、腕時計を外さない方がいました。
腕時計なんて、オイルまみれになったら大変じゃないですか。なので「外し忘れてますよ」って再度声を掛けたんです。
でも「これは大切なものだから」と言って外そうとしないんです。もうめちゃくちゃ怪しいじゃないですか。
そんなに大切なものなら、壊れたり汚れたりしないように外しますよね?
そうやって問い詰めたら、観念したのか外してカバンへしまいました。
実際のところはわかりませんが、きっと盗撮目的だったんだろうなって思ってます。別に高価そうな時計にも見えなかったので。
そこで、男性がリスクを犯してまでメンズエステでの盗撮に至る心理を解説します。
「自分のために動画として残したい」という目的で盗撮や隠し撮りをするのがほとんどのようです。
施術を受けたセラピストを記録しておきたい、後からじっくり見返したいなど、いわゆる「コレクション欲」を満たすための盗撮です。
他にも「施術しているセラピストの姿を遠目から見たい」といった性癖の男性もいるとか。
この場合は最初から盗撮目的のため、手口も巧妙かつ用意周到な常習犯も少なくありません。
メンエスで盗撮した動画を販売し、利益を得る目的で犯行に及ぶ場合もあるそう。
世の中には、盗撮動画を高額買取する人間が存在しています。
つまり、「施術を楽しんだ上で盗撮をおこない、動画を販売して得たお金でまたメンエスに行く」といった悪質なサイクルが構築されてしまうわけです。
このサイクルを学習した男性は、当然常習犯になっていきます。
違法サイトにアップロードするために盗撮をするという男性も。
動画の再生数やコメントが伸びれば、一部から感謝されたり崇められたり他者からの評価を得られます。
動画を公開することに使命感を持ってしまうと、盗撮が常習化するわけです。
また盗撮動画のアップロードについては、罪に問うのが難しいと言われています。
時効が3年のため、撮影から3年後にアップされたものについては訴えたとしてもお咎めなしになりかねません。
一度ネットに公開された動画は、削除したとしてもどこかに残り続けます。
不本意なデジタルタトゥーを避けるためにも、自分でできる対策はおこなわねばなりません。
メンズエステで盗撮されたら、基本的に厳重注意だけで済まされないのが普通です。
そのため、セラピストは泣き寝入りする必要はありません。
メンエスでの盗撮は各都道府県の「迷惑防止条例」違反によって罰せられる可能性が高いです。
この場合、警察への通報もしくは示談になるパターンがほとんど。
盗撮は再犯リスクが高い犯罪ですから、然るべきペナルティを受けさせましょう。
盗撮されたときのリスクや手間を考えれば、盗撮されにくいお店で働きたいと思う方も多いでしょう。
しかしメンズエステの仕事上、どうしてもルームで二人きりの状況になります。したがって盗撮を完全に防ぐのは難しいと言えます。
そんな中、盗撮犯が避ける環境が整っているお店も少なくありません。具体的には以下が挙げられます。
これらの特徴を総括すると店舗型・マンション型であれば、上記に当てはまるお店が多いのではないでしょうか。
ただしマンション型はスタッフが離れた場所にいる場合も多いため、トラブルが起きた際の対応はしっかり確認しておく必要があります。
安心して施術に集中できる環境を重視するなら、店舗型を検討してみるのが無難かもしれません。
メンエスでの盗撮や隠し撮りについて解説しました。改めて、覚えておきたいポイントをおさらいしましょう!
一見優しそうだったり、あるいは指名客だったり、いわゆる「良客」に見えるお客さんであっても油断は禁物。
小型カメラやスマホは、今の時代だと簡単に手に入るものです。したがって、誰でも良客のフリをすれば盗撮できてしまいます。
メンエスで働く際は、盗撮対策や対処法をしっかりと頭に入れた上で、どんなお客さんでも疑う姿勢を忘れないようにしましょう!
メンエスに転職して早数年、色々ありながらもなんとかやっているアラサーセラピスト。気がついたらメンエス歴が長くなっていた。時の流れに身をまかせすぎた感がある。趣味は美容と読書。キラキラしたものとは縁遠い地味女。最近はK-POPにハマりつつある。