初めまして。子育てしながらメンズエステで働いているもち子です。
メンエスで働き始めて早数年。お仕事の経験や知識を活かしてこのリラマガで60記事以上を執筆し、ありがたいことに毎月1万人以上の人に読んでいただいています。
この記事では、そんなお仕事の体験を基にメンズエステの種類を解説いたします。
結論からお伝えすると、メンズエステは「リラクゼーションエステ」「美容エステ」「その他エステ」の3種類に分けられます。
記事ではこれからメンズエステで働こうと考えている方向けに、種類の解説はもちろんのこと、その多すぎる種類がゆえにお店選びで失敗して後悔しないためのノウハウをお伝えしていきます。
メンズエステは、名前にある通り男性のお客さんにマッサージを提供するエステサロンの総称です。
なおこのメンズエステは、提供するサービスによって大まかに3種類に分けられます。
多くの場合、メンズエステ=リラクゼーションエステを指している確率が高いです。店舗数が他と比例して多い、男性需要の高まりにより注目を浴びている、これらの理由が挙げられます。
この記事では、主にリラクゼーションエステに焦点を当てて解説をしますが、ここでは美容エステやその他エステについても簡単に説明していきます。
リラクゼーションエステは、男性のお客さんに対してリラクゼーションを提供するエステサロンです。
リラクゼーション(relaxation)は日本語だと緩和と直訳でき、主に心身共にリラックスした状態を指します。
このリラクゼーションをおこなうエステでは、腕や背中といった全身のマッサージ、アロマオイルの香り、軽い会話などで男性客を癒やすことを目的としています。
なおほとんどのリラクゼーションエステは特別な資格が求められません。なぜなら目的が治療ではなく癒やしであり、医療行為に該当しないとされているから。
よって、お客さんに対して医療行為及び資格が必要なあん摩・鍼灸・マッサージ指圧などをおこなったり、改善に向けた指針の提案をしたりすることは原則禁止されています。
ちなみリラマガで掲載される「メンズエステ」に関わる記事は、すべてリラクゼーションエステに分類されます。
リラクゼーションエステは近年男性需要の高まりから店舗数も拡大傾向にあり、当サイト(リラクジョブ)に掲載されるセラピスト求人数も約5,000を超えます。
働く女性は主に20代~40代、大学生や主婦、本業としている方もいらっしゃいますね。
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メンズエステの中でも、フェイシャルケアやボディケア、脱毛のようなサービスを提供するエステは美容エステにカテゴライズされます。
リラクゼーションエステの目的は男性を癒やすことでしたが、美容エステは見た目を美しくしたいと考える男性の願いを叶えるのが目的となります。
たとえば、「髭剃りの時間を短縮したい」「腕毛や脛毛が毛深い」といった悩みを解決するメンズ脱毛、「加齢と共にシミやシワが目立ってきた」といった悩みを専用の機器や美容品、ハンドマッサージで肌トラブルの改善を目指すフェイシャルケアなど。
特にここ最近は、ダイエットを目的としたエステも男性の間で注目を浴びています。メンズ痩身(そうしん)エステとも呼ばれるこちらのエステでは、主にマシン施術や生活習慣の指導などでダイエット成功を目指します。
これらの美容エステは、専門性が高いため資格なしで働くのは難しそうですが、ご興味がある方は採用基準から覗いてみるのも良いでしょう。
リラクゼーションや美容以外の目的を持ったものは、その他エステに分類できるでしょう。
たとえば男性の性欲を満たすサービスを提供するエステが挙げられます。
このタイプのメンズエステは、大学生と言った20代の若い男性から30代~40代のサラリーマンにかけて多くの人の利用が高まっているとか。
ちなみにリラクゼーションエステ同様に、特別な資格は必要ありません。
メンズエステは提供するサービスや目的によって「リラクゼーションエステ」「美容エステ」「その他のエステ」の種類に分けられます。
また、これらは営業形態もさまざまです。たとえば、店舗型、マンション型、派遣型などが挙げられます。
いざ働くとなったら、職場環境も重要です。モチベーションにも関わってくるので、どういった営業形態があるのか、大まかに確認しておきましょう!
店舗型とは、実店舗(事務所と施術用個室)を持ったメンズエステを指します。
専用の機器が必要な美容エステは店舗型であることが多く、一部リラクゼーションエステもこの店舗型で営業しています。
そんな店舗型のメリットとデメリットは以下のとおりです。
店舗型はお店が実在し、そのお店に出勤して働きます。OLやサラリーマンをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
店舗には常に店長やスタッフが在中しているので、自分で受付や料金清算をする必要がありません。何か疑問や問題が発生した場合に、すぐにスタッフを呼べるというメリットもあります。
一方で店舗があるということは、当然ですが事務所や個室を含む坪数が多い=支払う家賃も高いので、それらの金額の分だけバック率が低めになるというデメリットもあります。
名前のとおりマンションの一室でサービスを提供する営業形態をマンション型と言います。
リラクゼーションエステやその他のエステは、このマンション型で営業している店舗が増えています。
そんなマンション型のメリット・デメリットを見ていきましょう。
マンション型はマンションの一室をお店側が契約し、その一室(ルーム)で働きます。
店舗型と比較して家賃が低めに抑えられるからこそ、バック率がやや高めに設定できる=給料が多く貰えるというメリットがあります。
一方でお客さんのお出迎えから料金の精算、室内の清掃など、対応する業務量がやや多いというデメリットも存在します。
お客さんが指定した場所でサービスを提供するメンズエステは派遣型(出張型)に分類されます。
自分の自宅やお店が用意した待機所でお客さんの予約が入るまで待機し、予約が入ったらスタッフの車でお客さんの指定先へ向かいます。
派遣先はビジネスホテルやお客さんの自宅などが挙げられます。派遣型は、リラクゼーションエステやその他エステに多いですね。
そんな派遣型のメリット・デメリットは以下のとおりです。
マンション型と同様にバック率がやや高めに設定されており、ルーム数の制限がないからこそ予約数次第で稼げる可能性が広がるのが派遣型メンズエステのメリットです。
ただし、移動時間により出勤時間に対して接客本数が思ったより伸ばせなかったり、何かあった際に身近に頼れる人がドライバーしかいなかったり……。デメリットもいくつかあります。
メンズエステは、高級店・老舗店・新店・会員制店舗など4つに分けることもできます。
また、客単価や集客力、サポート、求められるスキルなどはジャンルによって異なります。
こういったジャンル別で見るメンズエステの種類も知っておいて損はありませんよ!
高級メンズエステとは、料金が一般的なメンズエステよりも高めに設定されている店舗を指します。
多くのメンズエステでは、1名あたりの客単価が90分10,000円~15,000円ほど。しかし高級メンズエステは20,000円やそれ以上に設定されています。
高級メンズエステの特徴として、セラピストのレベルの高さが挙げられます。
高級料亭や高級食材と同じように、高級の名を冠するからこそ、セラピストには金額に相応しい容姿や接客技術が求められます。
これらは採用の段階から見極められることが多いです。たとえば、ルックスやスタイルといった見た目にお店側が高い採用基準を設けているケースも。
中には目に見える情報だけではなく、BMI値やスペックといった数値を採用基準に含めているお店もあるようです。
見た目のほか、お客さんを満足させる会話力やおもてなしの技術を持っているかを見ていることも。
狭き関門を通過しなければなりませんが、収入面では大いに期待できます。これこそ、高級メンズエステで働く最大のメリットと言えるでしょう。
会員制メンズエステは名前のとおり、会員になったお客さんのみが利用できるお店です。
お店が会員制を採用している理由は3つあります。
1つめはターゲットをリピーターに絞って、一人ひとりに合った質の高いサービスを提供するため、2つめは接客の質を追求する関係上、お客さんの数を絞り込むため、3つめは利用客を限定することによる特別感の演出など。
利用客からすると、高いサービスを期待できるほか、中には会員特典による割引、専用のセキュリティーカードを使用した入退室管理といったセキュリティに対する精神的な安心感をウリにしている会員制メンズエステもあるようです。
そんな会員制メンズエステの客単価は90分10,000円~15,000円。給料は一般的なメンズエステの相場とほぼ一緒と言えるでしょう。
女性が会員制メンズエステで働く最大のメリットは、徹底した顧客管理が生み出す客層の良さです。
男性客一人ひとりの身元がはっきりしているので、必然的に客層は良い人のみが集約されます。お店によってはマナーの悪いお客さんや身元が不確かなお客さんは利用を断ることもあるようです。
老舗メンズエステは、昔から長く経営が続いているお店を指します。
メンズエステにおける老舗の定義は、創業から10年以上経営が続いているお店を指す場合が多いです。
一般的な企業における老舗の定義は100年以上と言われていますが、メンズエステの場合は1980年~1990年頃に誕生したとされており、まだ年数としては浅いので10年ほど経営を続けていれば老舗と考えられます。
そんな老舗店の1名あたりの客単価は90分10,000円ほど。稼ぎとしては平均的ですが、長く経営を続けているということは、それだけファン=リピーターがいるため安定した集客や給料を期待できます。
さらに継続した経営には、セラピストの存在も必要不可欠。特に老舗メンズエステの場合、待遇・福利厚生の充実やスタッフの手厚いサポートなどもメリットとして挙げられますよ。
オープンして1年未満のメンズエステは新店に分類されるでしょう。
冒頭でもお伝えしたとおり、リラクゼーションサロンを含むメンズエステの需要は高まっています。
そんな新店メンズエステで働く最大のメリットは集客が期待できる点。新人や新店という言葉に惹かれる男性は多く、とりわけメンズエステのヘビーユーザーは小まめに新店をチェックしているようです。
ポータルサイトによって、新店のメンズエステを集めた特集が組まれるケースも。集客が多いということは、接客本数を担保、あるいは増やして稼ぎやすいということでもあります。
また、新店メンズエステは採用率が高めの傾向にあります。オープンしたばかりで充分なセラピストが確保できていないことがあり、だからこそ応募すれば採用される可能性が高いと言うわけです。
一回の応募で複数人採用しているお店が多いので、同期という仲間に恵まれるかもしれませんね。
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メンズエステの施術にも種類があり、たとえば「オイルマッサージ」や「ディープリンパ」などが挙げられます。
ここでは多くのメンズエステが提供している4つの施術をご紹介します。
オイルマッサージとは、オイルを用いて腕や背中、肩といった体をマッサージする施術を指します。
オイルは潤滑剤としての役割があり、これによる素肌への摩擦を抑えた心地よいマッサージが可能となります。
オイルは、植物から抽出した天然由来のキャリアオイル、ラベンダーやグレープフルーツと言ったアロマオイルが使用されることが多いです。これはお店によって変わりますね。
多くのメンズエステがこのオイルマッサージを提供しています。メンエスにおける代表的なサービスのひとつと言えるでしょう。
リンパマッサージとは、全身を巡るリンパ液の流れに沿っておこなう施術です。
人間の体にはリンパ管と言う細い官が存在し、このリンパ官に流れる液体がリンパ液と呼ばれます。
リンパ液は体内で発生した老廃物を運ぶ役割があり、リンパマッサージはその流れに対してアプローチします。
メンズエステでは、オイルを使用してリンパにマッサージを施します。デスクワークや立ち仕事が中心のサラリーマンに好まれる傾向が高いですね。
オイルマッサージ同様に多くのメンズエステが、このリンパマッサージを提供しています。
ホイップマッサージは、泡(ホイップ)を用いておこなう施術です。
流れとしては、ボディソープとローションを混ぜてモコモコの泡を作ります。作った泡をお客さんの体にそっとのせて、泡を少しずつ広げながら優しくマッサージします。
男性からは、オイルやパウダーにはない独特の泡の感触が気持ちいい、全身がスッキリするといった好意的な声が多いです。人気メニューのひとつと言えるでしょう。
ちなみにホイップマッサージは、有料オプションとして設定されている場合が多いです。通常のメニューに追加する形となるので、このオーダーが入ると稼ぎがプラスになります。
お店にホイップのオプションがあれば、積極的に男性へ促すと良いでしょう。
ディープリンパとは鼠径部のリンパ。よってディープリンパマッサージは=鼠径部マッサージです。
鼠径部とは太ももの付け根です。メンズエステにおける鼠径部マッサージは、この太ももの付け根をオイルを使って重点的に施術していきます。
メンズエステと言えばディープリンパマッサージと言う男性もいるほど、不動の人気を誇るサービスです。
「お金を稼ぎたい」「ストレスなく働きたい」これらの願いを叶えるには、自分にあったお店を選ぶ必要があります。
なんとなくでお店を決めてしまえば、自分に合っていない部分がストレスとなり、最悪早期退店となってしまうでしょう……。
とは言え、約5,000のメンズエステの中からエリアや条件を絞ったとしても、自分にあったお店に辿り付くには時間がかかります。
そういった時に、ぜひこの診断チャートをご利用ください。出張型・店舗型・マンション型の3つの中から自分にあったタイプを絞り込めます。
あとはエリアや条件を掛け合わせていけば、条件に合ったお店に出会えるでしょう。
メンズエステは大まかに「リラクゼーションエステ」「美容エステ」「その他エステ」の3種類に分けられます。
また、お店によっては営業形態も店舗型や派遣型に分けられ、さらには高級店や新店といったようにジャンルもさまざまです。
メンズエステはサービス、営業形態、ジャンルなどによってお店の種類を大まかに分類できます。
メンズエステの種類を把握しておくとより自分にあったお店が見つかるようになり、結果として稼ぎに繋がります。
これからメンズエステで働こうと考えている方は、種類を踏まえた上で求人を見てみると良いでしょう。働き方や稼ぎやすさをイメージできます。
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既婚・1児のママです。子育てしながらメンズエステで働いています。夫にはメンエスのお仕事は言ってませんが、おかげさまで家庭は円満。料理とネットショッピングが大好きです。呼び方は「もち子」でも「もっちー」でも「もち」でも何でも良いので、よろしくお願いします◎